テラリウムの作り方で『苔テラリウムの作り方』を紹介していきます。
苔テラリウムの作り方『素材・用品の準備』
最初はテラリウムを作成するための「素材」と「用品」を準備します。
作り始めると手が濡れていたり土が付いていたりして、足りない素材やしまってある用品を持ってくるのが大変です。
あらかじめ机の上に準備することで、作業がグッと楽になります。
苔テラリウムの作り方『容器の洗浄』
苔などを準備する前に、まずは『容器』の洗浄をしっかり行っておきます。
屋内で鑑賞することが多いテラリウムでは、カビ等を寄せ付けない工夫が必要です。
汚れの付いた容器ですと、その汚れをもとにカビや虫が発生する原因になるかもしれません。
しっかりと洗浄を行っておきましょう。
苔テラリウムの作り方『土入れ』
綺麗な容器が準備できましたら、土を入れていきます。
口の大きな容器ですと簡単なのですが、小さな容器を使用するテラリウムでは、思ったより入れるのに苦労するかもしれません。
園芸用のスコップを使うと、スコップが大きすぎて、よくこぼれてしまいます。
『土入れ』や『計量スプーン』、『スプーン』などを使うといいでしょう。
今回は、軽量スプーンを使用しました。
苔テラリウムの作り方『水入れ』
土を入れたら、土を湿らせておきます。
乾燥したさらさらな土ですと、苔を植え付ける時にすぐに抜けてしまいますし、苔の乾燥にもつながってしまいます。
水入れの際に、ジョウロを使うと大きすぎ!
という時に便利なのが『水差し』です。
100円ショップにも売っている便利な道具なので、ぜひ入手してみてください。
ピンポイントで狙えて、とても便利ですよ。
苔テラリウムの作り方『苔の下処理』
土台の土の準備ができたら、次は苔の用意をします。
今回は『ヒノキゴケ』を使っていきましょう。
まず、茶褐色になった物はピンセットなどで、丁寧に除去してください。
鮮やかな緑色のなかに茶褐色が混ざると、どうしても綺麗なテラリウムはできません。
次に、長すぎる茎を切っていきます。
数本束ねて切ると、長さが揃えることができますよ。
特に茎の長さに決まりはありませんが、容器の大きさと、入れた時のイメージで調整してみてください。
ヒノキゴケの場合、高さのある苔で立体的に楽しめるので、あまり短くしてしまうと長所がが失われてしまいますので切りすぎに注意です。
また、天然苔を使用する場合、カビや虫が気になる方も多いはず。洗浄方法を紹介している記事もあるのでチェックしてみてくださいね。
苔テラリウムの作り方『苔の配置』
下処理ができましたら、苔を数本まとめたまま『ピンセット』で挟んで持ちます。
土に差し込むようにして苔を配置しますので、ピンセットと同じ向きに苔をつかんだ方がやりやすくなります。
ブスリと苔を差し込みます。
ピンセットを抜くときに、一緒に苔が抜けてきてしまわないように、上から『割りばし』などで抑えておくのもいいでしょう。
1回では、たくさんの苔は配置できないので、数回に分けて差し込んでいきます。
綺麗に差し込みことができました。
苔テラリウムの作り方『水やり(スプレー・霧吹き)』
苔の配置が完了しましたら、苔がしっかりと濡れるようにスプレー(霧吹き)で水を与えます。
葉の全体にかかるように、まんべんなく水を散布してください。
苔テラリウムの作り方『水滴の除去(拭き掃除)』
スプレーをし終えると、容器の内側は水滴がびっしり付いてしまいます。
これだと綺麗な苔の観賞がしにくくなってしまいます。
こそで、ティッシュペーパーを少しちぎり、ピンセットで持って丁寧にふき取っていきます。(写真の苔は『ホソバオキナゴケ』です)
苔テラリウムの作り方『蓋で保湿』
蓋をすることで乾燥を防ぐことができます。
苔は基本的に湿度を好むものが多く、今回の作品で使用した苔も当てはまります。
蓋は蒸れにもつながりますが、適度な換気を心掛けるようにすれば大丈夫です。
写真の蓋はかなりの密閉タイプですが、実際にはそれほど密閉度は必要ありません。
プラスチックの板をカットした手作りの蓋などでも問題ありませんよ。
「手作り蓋」の作り方はこちらの記事からどうぞ♪
苔テラリウムの作り方『完成!』
苔の種類に従って、日の当たり具合や、湿度の保ち方に注意をしましょう。
苔が1種類でも、きれいなテラリウムができますので、ぜひ皆さんも作ってみてはいかがでしょうか♪