天然の苔と、農家で栽培された苔の比較をしていきます。
天然vs栽培
天然にできたものか、それとも人の手で育てられた栽培のものか。どのような差があるのでしょう?
例えば魚などでは天然か養殖かに分かれ、天然のものがおいしいイメージがあります。
しかし天然物だと旬に左右されたり、捕獲量も安定しない場合があります。
従って一定の品質を安定的に流通させるには「養殖」や「栽培」といった方法はとても合理的といってよいでしょう。
また、養殖が研究されるにつれ、天然物よりも高品質になっているものも多数あります。
それでは、「苔」はどのように違うのでしょうか?
天然品と栽培品を入手しましたので、見てみましょう。
天然品と栽培品
左側:天然 右側:栽培
写真の左側に映っている苔が天然のもので、右側に映っている苔が栽培されたものです。
8月に入手したのですが、どちらも綺麗な緑色をしています。
単体で比較
左側:天然 右側:栽培
ヒノキゴケをそれぞれ少量取り出して、並べてみました。
天然のものより栽培のものの方が大きいですが、これは生長の具合による違いなので、特に「気になる違い」とはなりません。
茎の部分に、天然のものは土や木片が多く絡まっています。
左側:天然 右側:栽培
こちらは「コツボゴケ」です。
こちらもヒノキゴケ同様、1つ1つのサイズが栽培品の方が大きくなっています。
葉の色を細かく見ると、天然の物の方が黄色部分が少し多く見受けられました。
まとめ
「ほとんど見た目には差がない」というのが率直な感想です。
ただ栽培品の方が、しっかりとサイズの管理ができ、生長したものから出荷できるメリットがあるようです。
また、全体的に見ると、天然のものは「他の苔が混ざっている」ことが多く、土や木片が多く茎に絡まっていました。
やはり外の自然界で育った苔ですので、混入は多少あるのでしょう。
あと今回は8月に購入をしましたが、季節によって差が出たり、購入する店舗によっては差が出てくるかもしれません。
しかし、インターネットで購入する際は実際に比較することはできないため、購入する際の参考にしてみてくださいね♪
今回比較した苔は「購入レビュー」の記事がありますので、ぜひチェックしてみてください。
また、「天然のものを使う場合は汚れや虫の混入が気になる」という方もいらっしゃると思いますが、苔の洗浄方法の記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください。