『水中のホウオウゴケ』を楽しむ苔テラリウムの作り方を紹介していきます。
作品『No.6|水中のホウオウゴケ』
水中にホウオウゴケを配置してみました。
海藻みたいで、陸とは違った楽しみ方ができます。
苔テラリウムの作り方『素材・用品の準備』
最初はテラリウムを作成するための「素材」と「用品」を準備します。
作り始めると手が濡れていたり土が付いていたりして、足りない素材やしまってある用品を持ってくるのが大変です。
あらかじめ机の上に準備することで、作業がグッと楽になります。
苔テラリウムの作り方『容器の洗浄』
苔などを準備する前に、まずは『容器』の洗浄をしっかり行っておきます。
屋内で鑑賞することが多いテラリウムでは、カビ等を寄せ付けない工夫が必要です。
汚れの付いた容器ですと、その汚れをもとにカビや虫が発生する原因になるかもしれません。
しっかりと洗浄を行っておきましょう。
苔テラリウムの作り方『土入れ』
綺麗な容器が準備できましたら、土を入れていきます。
口の大きな容器ですと簡単なのですが、小さな容器を使用するテラリウムでは、思ったより入れるのに苦労するかもしれません。
園芸用のスコップを使うと、スコップが大きすぎて、よくこぼれてしまいます。
『土入れ』や『計量スプーン』、『スプーン』などを使うといいでしょう。
今回は、軽量スプーンを使用しました。
苔テラリウムの作り方『水入れ』
土を入れたら、土を湿らせておきます。
乾燥したさらさらな土ですと、苔を植え付ける時にすぐに抜けてしまいますし、苔の乾燥にもつながってしまいます。
水入れの際に、ジョウロを使うと大きすぎ!
という時に便利なのが『水差し』です。
100円ショップにも売っている便利な道具なので、ぜひ入手してみてください。
ピンポイントで狙えて、とても便利ですよ。
苔テラリウムの作り方『苔の下処理』
土台の土の準備ができたら、次は苔の用意をします。
下処理の例:ヒノキゴケ
まず、茶褐色になった物はピンセットなどで、丁寧に除去してください。
鮮やかな緑色のなかに茶褐色が混ざると、どうしても綺麗なテラリウムはできません。
次に、長すぎる茎を切っていきます。
数本束ねて切ると、長さが揃えることができますよ。
特に茎の長さに決まりはありませんが、容器の大きさと、入れた時のイメージで調整してみてください。
ヒノキゴケの場合、高さのある苔で立体的に楽しめるので、あまり短くしてしまうと長所がが失われてしまいますので切りすぎに注意です。
また、天然苔を使用する場合、カビや虫が気になる方も多いはず。洗浄方法を紹介している記事もあるのでチェックしてみてくださいね。
苔テラリウムの作り方『苔の配置』
下処理のできた苔を配置していきましょう。
全体のレイアウトを考え、必要な分量の苔を見定めて配置していきます。
ホウオウゴケのような背の高い苔は、土に立たせる必要があるので、ピンセットなどを使い土に埋め込むように配置していきましょう。
背の高い苔の例:ヒノキゴケ
数本を束ねて、ピンセットで挟み込みます。
※写真は別作品
ビンセットで挟んだまま、土に差し込みます。
ピンセットを抜くときに苔が一緒に出てきやすい為、割りばしなどで苔を上から押さえてもいいでしょう。
苔テラリウムの作り方『水入れ』
水差しを使って水をいれていきます。
勢いよく入れてしまうと、土を掘り起こしてしまい、ホウオウゴケが抜けてしまうかもしれません。
丁寧にゆっくり入れていきましょう。
苔テラリウムの作り方『蓋で蒸発を防ぐ』
蓋をすることで、水の蒸発を防ぎます。
また、ほこりや汚れの混入を防ぐためにも蓋はあったほうがいいですね。
写真の蓋はかなりの密閉タイプですが、実際にはそれほど密閉度は必要ありません。
プラスチックの板をカットした手作りの蓋などでも問題ありませんよ。
苔テラリウムの作り方『完成!』
水中が少し茶色く濁っていますが、すばらくすれば沈殿しクリアになっていきます。
1時間ほど放置しておいた状態です。
徐々に浮遊物が沈殿してクリアになってきれいますね。
そして1日後です。写真では分かりにくいですが、かなりクリアです。
みなさんも作ってみてはいかがでしょうか♪