育て方

テラリウムの育て方

育て方

テラリウムの育て方を紹介していきます。

テラリウムを長く楽しむには

テラリウムを長く楽しむためには、いかにメインである植物を生き生きとした状態でキープできるかにかかってきます。

観葉植物を購入しても、すぐに茶色くカサカサに枯らしてしまったことはありませんでしょうか?

せっかくの和み空間が台無しにならないように、気を付けておくポイントを紹介します。

このサイトでは「苔テラリウム」を中心に扱っているので、「苔テラリウム」に特化して考えていきます。

テラリウムは特別な環境

そもそもテラリウムは、ガラスなどの透明な容器で囲まれており、屋外で育てる花や、一般的な観葉植物とは異なる特別な環境となっています。

その為、外界からの影響を受けにくく、扱いやすくなっています。

特に蓋ありの容器を使っていれば、さらに外界との隔離がされている状況となります。

また、「苔」という生長の比較的遅い植物を扱っている為、手入れにそれほど手間をかける必要がありません。

では、どのようなポイントに気を付けておけばよいでしょうか。

順に見ていきましょう。

水やり

テラリウムの育て方

多くの苔はなんといっても湿度が大好きです。

スプレーで葉全体が潤うように水を与えてください。

そして土(ソイル)が湿った状態を保つように心がけてください。

しかし水の与えすぎは良くなく、水が溜まるような状況は好みません。

苔は根を持っておらず、空気中の水分を吸収しています。

その為、湿度が重要となってくるのです。

とはいえ人気のある苔の中にも、乾燥に強いスナゴケなどが存在しているので、注意が必要です。

水やりのタイミングや量は、苔の種類によっても大きく変わりますが、ほとんどの場合、苔を観察しているとわかります。

乾燥してくると、葉がしわしわになり縮んでくる種類が多く、水が足りていないサインとなります。

目安としては、蓋あり容器の場合、2~3週間に1度程度。

蓋無し容器の場合は数日~1週間に1度くらいでよいでしょう。

容器の口の大きさや、換気の頻度などでも水分の蒸発量は変わってきますので、あくまで目安として、その後は苔を観察して調整していきましょう。

換気

蓋あり容器の場合、容器の中の空気は入れ替わらないことになります。

換気をすることでフレッシュな空気を入れることで苔を丈夫にします。

頻度は、数日に1回5分程度でよいでしょう。

肥料

苔は根を持たず、土壌からの栄養は吸収しません。

少しの光と二酸化炭素で光合成をして生長していきます。

肥料は基本的には必要としません。

ただ葉の色が薄くなって弱ってきたような場合には、観葉植物用の液体肥料を霧吹きで与えるとよいでしょう。

日当たり

多くの苔の場合、半日陰~日陰を好みます。

そのため常に太陽の光が当たるような場所は避けます。

およそ35℃くらいになると、苔は痛み始めますし、ガラス容器の中が蒸されてしまい、苔にダメージを与える原因となってしまいます。

1日に数時間光が当たる場所か、明るい日陰に置くとよいでしょう。

季節ごとの注意点

気温の穏やかな春や秋は特に問題がありません。

しかし夏の暑い部屋は注意が必要です。

ガラス容器の中はサウナ状態になり、蒸れてしまうことがあります。

蒸れに弱い苔は多く、弱る原因となってしまします。

逆に寒い冬はというと、夏のように注意を払う必要は特にありません。

どちらかというと、暖房に当てすぎないように気を付けてください。

苔の自生している環境を見てみると、屋外で寒さの中でしっかりと生活をしていますよね♪

数日管理ができない時

水やりや換気といったことは、数日は行わなくても問題ありません。

1番恐いのは、夏の暑くなった部屋です。

数日間放置していると、部屋によってはかなり蒸し暑くなってしまい、苔には辛い環境となってしまいます。

そこで、寒さに強い苔ですので、思い切って冷蔵庫に入れてみるのもいいでしょう。

私も時々入れるのですが、1週間入れっぱなしにした時も、まったく問題ありませんでした。

トリミング

生長の比較的遅い苔といっても、少しずつ大きく成長していきます。

上に伸びるタイプや横に広がるタイプなど様々ですが、狭い容器の中で、窮屈になってしまうこともあります。

また、流木や石が見えなくなってしまい、苔でうまることもしばしば。

そういった場合は、伸びすぎた部分をトリミング(ハサミでカット)してしまいます。

特にどこでカットするかの決まりはなく、好みの長さにカットしても大丈夫でしょう。

カットしたことで苔が弱ることはありません。

カットした苔は取り除きますが、他の場所に移すことで育てることができますよ♪

茶色・赤褐色になったら

茶色や赤褐色に変色してしまった場合、水を与えることにより復活することがあります。

水を与えてみて様子を見て、復活しないようであればハサミでカットして取り除きましょう。

カビの原因となる場合があります。

まとめ

苔テラリウムは生長の遅い植物を、外の環境とは隔たれた特別な環境で育てていきます。

その他、手入れの頻度は少なく、比較的初心者でも扱いやすいインテリアグリーンになります。

注意する点は「夏の暑さ」「直射日光に常に当てない」「乾燥していないかチェック」「適度に換気」がメインとなるでしょう。

青々とした元気なグリーンをキープして、生活に癒しプラスしましょう♪

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